2014-04-24 いちまいの鋸置けば雪がふる 五千石 上田五千石 春陽堂俳句文庫より 滋賀県の八日市でのこと。職人の置いた鋸の上に、降ってきた雪がひとひらひとひらと溶けていくのを、じっと見ていたことがあった。鋸の方が、雪よりも温かかったのだ。